
ホワイトニング
ホワイトニング
当院のホワイトニングの目標は、「患者さんが理想的な明るさの歯を得ることで、自信が高まり、より豊かな生活を送ることができるようになること」です。
「歯の色」に悩みを抱えている方は非常に多いです。日本歯科医師会の調べでは、「歯や口の中の悩み」のうち「歯の色」は10~30代で第1位、40~50代で第2位となっております。また、リクルートライフスタイルの調べでは、「やってみたい美容医療の施術」のうち、「歯のホワイトニング」は男性で第1位、女性で第2位となっております。当院は、このようなニーズにお応えするため、ホワイトニングを行っております。
当院のホワイトニングで使用する薬剤は、薬事認可されたものです。薬事認可とは、医療機器や医薬品の製造販売に対し、日本国の認証機関であるPMDAが有効性と安全性を承認した製品をいいます。医療機関での使用可能なホワイトニング材のことを、「歯科用漂白材」といいますが、薬事認可された「歯科用漂白材」は現在5つのみで、認可を得るには非常に高いハードルが設定されています。
当院は、患者さんにより安全で効果的なホワイトニングを受けていただくため、PMDAが認可したホワイトニング材を使用しています。
近年、歯の色に対するニーズが大きくなるにつれて、ホワイトニングを美容商品として取り扱うエステサロンなどが増えてきました。しかしながら、ホワイトニング材の有効成分は、過酸化水素や過酸化尿素であり、ホワイトニング材は、高度管理医療機器に属します。高度管理医療機器とは、何か不具合が生じたときにリスクが比較的高いと考えられているもののことですので、ホワイトニングは医療として定着されることが非常に重要です。当院はホワイトニングを希望される患者さんのニーズにこたえるため、歯科医院として安全で効果的なホワイトニングを実施します。
また、ポリリン酸を応用したセルフホワイトニングも一部話題になってきていますが、セルフホワイトニングは歯の表面についた汚れを分解しているだけで、歯自体を本来の色より明るくしているわけではありません。セルフホワイトニングの材料の主成分は歯磨き粉に入っている成分であり、歯科医院で使われるホワイトニング剤とは根本的に異なります。当院は、歯の色が気になる方のご要望にお応えするため、患者さんに合ったホワイトニング材を使用します。
歯の黄ばみを引き起こす原因には、「着色」のほかに「加齢・遺伝」、「被せ物や詰め物の変色」、「失活歯(神経を取った歯)」「エナメル質形成不全」、「テトラサイクリン歯」などがあります。詳しくは次に記載しますが、これらの原因に対応するためには、薬剤によるホワイトニングだけではなく、歯の表面の着色を除去するクリーニング、セラミックやダイレクトボンディングなどの審美修復治療などのテクニックも必要になることがあります。当院は、これらの治療にも対応しております。歯の色に悩みを抱えられている方はお気軽にご相談ください。
詰め物や被せ物の色は変わらないため、気になるようでしたら再製作が必要になります。
薬剤によるホワイトニングの適応症は、「遺伝的にもともと黄色い歯や加齢による黄ばみ」です。テトラサイクリン歯や失活歯においても、その程度や状態に応じて適応できることがあります。
ホワイトニングは全身的な要因や歯自体の要因によって使用できない場合があります。
必ず注意が必要なものと実際によく見るものをまとめました。禁忌とされているものでも、実際の臨床では使い方によって可能な場合もあります。
ホワイトニングには、専門家が歯科医院で歯にホワイトニング剤を塗って使用するオフィスホワイトニングと、患者さんがご自宅でマウスピースにホワイトニング剤を入れて使用するホームホワイトニングの二つの方法があります。そして、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせたものがデュアルホワイトニングです。このデュアルホワイトニングは、両方の良いところを活かせるので、短期間で理想的な明るさを手に入れることができます。
オフィスホワイトニング | ホームホワイトニング | |
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長所 |
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短所 |
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ホワイトニングによる予防歯科効果は様々な研究で報告されています。
「ホワイトニングは歯の形態や構造に及ぼす影響が少なく安全であることが示唆された。」
「過酸化水素(ホワイトニングの主成分)のラジカル反応が、従来の治療法よりも歯周病菌を減少させ、歯周ポケットを浅くする効果に優れることが実証された。」
「過酸化水素は歯周病患者の口臭を少なくとも120分抑制するのに有用であると結論づけられた。」
「オフィスホワイトニング剤はエナメル質の耐酸性を向上させる。」
ホワイトニングは、美容的な効果だけでなく、歯の健康を保つ効果もあることが、さまざまな研究で示されています。
気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。