Step 2-6 どのフッ素製品を使えばいいの?むし歯予防に最適な選び方!|シナジー歯科|つくば市吾妻にあるつくば駅直結の歯科・歯医者

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Step 2-6 どのフッ素製品を使えばいいの?むし歯予防に最適な選び方!

Step 2-6 どのフッ素製品を使えばいいの?むし歯予防に最適な選び方!|シナジー歯科|つくば市吾妻にあるつくば駅直結の歯科・歯医者

どのフッ素製品を使えばいいの?むし歯予防に最適な選び方!

 フッ化物(フッ素)には、むし歯予防の効果がありますが、どの製品を選べば最も効果的なのでしょうか?世界におけるフッ化物の使用方法は、濃度によって分類されます。

低濃度 → 地域社会で提供(飲料水、塩、牛乳、小麦粉など)
中濃度 → 個人が使用(歯磨剤、洗口剤、タブレット、あめ、ガムなど)
高濃度 → 専門家による使用(溶液、ジェル、バーニッシュ、フォーム、フッ化物徐放歯科材料など) 
  
 

🦷研究データから見るフッ化物製品のむし歯予防効果🦷

 フッ化物配合製品の単独使用によるむし歯予防効果を研究データで比較してみましょう!  
 

🔹 【研究1】歯磨剤(信頼性★★★★)

✔1日2回以上使用 すると、以下の結果が確認されました。
1000ppm未満の濃度→十分な効果が観察されず
1000ppm~1250ppmの濃度→永久歯のむし歯予防効果23%
2280ppm~2400ppmの濃度→永久歯のむし歯予防効果36% 
 
 

🔹 【研究2】洗口剤(信頼性★★★)

230ppmの濃度を毎日使用→永久歯のむし歯予防効果27%

✔900ppmの濃度を週1回使用→永久歯のむし歯予防効果27% 
 
 

🔹 【研究3】ジェル(信頼性★★★)

✔年2回使用(2,425ppm(SnF2)または12,500ppm(AmF、NaF))
→ 乳歯のむし歯予防効果20%、永久歯のむし歯予防効果38% 
 

 

🔹 【研究4】バーニッシュ(信頼性★★★)

✔年2回、22600ppm以上の濃度で使用
→ 乳歯のむし歯予防効果37%、永久歯のむし歯予防効果43% 

 
 

🦷結論:まずはフッ化物配合歯磨剤を活用!🦷

 4つの製品はすべてむし歯予防効果が確認されていますが、歯磨剤はバーニッシュなどに比べると予防割合はやや低いものの、研究数が多く、信頼性が最も高いです!そのため、まずはフッ化物配合の歯磨剤を継続的に使うことが推奨されます! 

歯磨剤の選び方のポイント

1000ppm以上のフッ化物濃度を選ぶ
1日2回、しっかりブラッシングを行う
フッ化物を活用して再石灰化を促進! 

 
 
 

🦷まとめ:効果的なフッ化物製品の活用を!🦷

まずはフッ化物入り歯磨き粉を継続使用
追加のむし歯予防策として、洗口剤やジェル、バーニッシュも検討
歯科医院で相談しながら、自分に合ったフッ化物ケアを!

 フッ化物をうまく活用しながら、健康な歯を守りましょう😊✨

   

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【参考書籍】

伊藤直人 著「カリエスブック 5ステップで結果が出るう蝕と酸蝕を予防するカリオロジーに基づいた患者教育」医歯薬出版 

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