Step 2-3 フッ素で歯を強くできる?本当にむし歯になりにくいの?|シナジー歯科|つくば市吾妻にあるつくば駅直結の歯科・歯医者

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Step 2-3 フッ素で歯を強くできる?本当にむし歯になりにくいの?

Step 2-3 フッ素で歯を強くできる?本当にむし歯になりにくいの?|シナジー歯科|つくば市吾妻にあるつくば駅直結の歯科・歯医者

フッ素で歯を強くできる?本当にむし歯になりにくいの?

 かつては「フッ化物(フッ素)を摂取すると歯が強くなる」と考えられていました。その背景には、歯の主成分であるハイドロキシアパタイトがフッ化物によってフルオロアパタイトに変化し、むし歯を防ぐという理論がありました。しかし、最新の研究によると、フルオロアパタイトそのものではなく、フッ化物が口腔内に存在することがむし歯予防に重要であることが分かっています! 
 
 

🦷興味深い研究結果!🦷

 Ogaardの研究では、次の3つの歯を比較し、意図的にむし歯を発生させた後、病変の深さとミネラルの喪失量を調べました。

💡 比較した3つの歯
ヒトの歯(ハイドロキシアパタイト)
サメの歯(フルオロアパタイト)
ヒトの歯+フッ化物洗口

 その結果、最も脱灰が少なかったのは、フルオロアパタイトのサメの歯ではなく、ヒトの歯+フッ化物洗口だったのです! 
 
  

🦷フルオロアパタイトより、フッ化物が重要!🦷

 この研究結果から、むし歯の抑制に効果的なのはフルオロアパタイトそのものではなく、脱灰部にフッ化物が存在することだと分かります。

フッ化物は歯の再石灰化を促進し、ダメージを修復
酸による歯の脱灰を抑制し、むし歯の進行を防ぐ

 つまり、フッ化物の「存在」こそがむし歯予防において大きな役割を果たしています! 
 
  

🦷フッ化物(フッ素)を正しく活用するには?🦷

  むし歯を防ぐために、毎日適切にフッ化物を活用しましょう。

フッ化物入りの歯磨き粉を使用し、口腔内にフッ化物を残す
就寝前にフッ化物を歯面に留めるように磨く
適切な濃度を守り、過剰摂取に注意

 フッ化物の正しい活用で、より強い歯を維持し、むし歯のリスクを減らしましょう!😊✨ 

 
  

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【参考書籍】

伊藤直人 著「カリエスブック 5ステップで結果が出るう蝕と酸蝕を予防するカリオロジーに基づいた患者教育」医歯薬出版

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