歯磨き後はしっかりゆすぐ?それともゆすがない?むし歯予防に効果的なのは!?
歯磨きをした後、口をしっかりゆすぐべきか、それとも軽くゆすぐべきか?研究結果をもとに、正しい方法を解説します!
🦷英国の研究結果から分かること!🦷
✅ 対象:平均12.5歳の児童3,005人
✅ 調査内容:歯磨き後の口のゆすぎ方の違いによる3年後のむし歯増加率を比較
結果は…
コップを使ってしっかり口をゆすぐ子供よりも、手で少量の水を使って軽くゆすぐ子供のほうが、むし歯増加率が16%低かったのです。
💡このことから、歯磨き後は「口をあまりゆすがない方がよい」ことが分かりました。
🦷なぜ「ゆすがない方がいい」のか?🦷
その理由は、
💡歯磨剤に含まれるフッ化物が洗い流されず、口腔内に長く留まることで、歯の再石灰化を促進し、むし歯予防効果が高まるからです。
🦷フッ素の効果を高めるには?🦷
フッ化物(フッ素)は口腔内に長く残り続けることでむし歯予防効果を発揮しますので、歯磨剤中のフッ化物濃度と同様に、口のゆすぎ方も工夫が必要です!
💡ポイント💡
歯磨き後は「たっぷりの水」でゆすぐのではなく、「少量の水」で軽くゆすぐのがベストです!
🦷まとめ🦷
✔ 歯磨き後は「一度だけ、軽くゆすぐ」ことでフッ化物を口腔内に留める。
✔ しっかりゆすぐより、少量の水を使う方がむし歯予防効果が高い。
✔ 口腔内にフッ化物を残すことで、再石灰化を促進しむし歯を防ぐ。
毎日の習慣を少し変えるだけで、むし歯予防効果がアップします😊✨
【参考書籍】
伊藤直人 著「カリエスブック 5ステップで結果が出るう蝕と酸蝕を予防するカリオロジーに基づいた患者教育」医歯薬出版