知っておきたい!歯が溶けるpHの目安
歯が溶ける原因には、細菌が出す酸や飲食物に含まれる酸があります。どんな食べ物や飲み物を口にするかによって、口の中のpHが変化し、むし歯のリスクに影響します。
特に覚えておきたいのは、歯が溶け出すpH(臨界pH)です。pHが1.0下がると、歯は10倍溶けやすくなるため、普段の食生活で意識することが大切です!
🦷 歯が溶けるpHの目安🦷
以下のように、歯の種類によって溶けやすくなるpHが異なります。
✔ 乳歯・幼若永久歯 : pH6.0 → むし歯になりやすい!
✔ ハイドロキシアパタイト(歯の主成分): pH5.5 → 大人の歯もここから溶け始める
✔ フルオロアパタイト(フッ素を取り込んだ歯): pH4.5 → フッ素の効果で溶けにくくなる
✔ 唾液 : pH7.0 → 中性のため、歯を守る力がある
🦷 酸から歯を守るためにできること🦷
歯を守るためには、以下のようなポイントを意識しましょう!
✅ 酸性の飲食を控える :炭酸飲料や柑橘類を摂りすぎない(健康食品も酸性のものが多いので要注意)
✅ フッ素を活用する :フッ素入りの歯磨き粉やフッ素塗布で歯を強化
✅ 唾液を増やす :よく噛むことで唾液の分泌を促す
✅ こまめな歯磨き :食後の歯磨きでバイオフィルムを除去
歯を長く健康に保つために、日常のケアを大切にしましょう!
フッ素を活用したり、食生活を見直すことで、むし歯のリスクを減らせます😊✨
【参考文献】
伊藤直人 著「カリエスブック 5ステップで結果が出るう蝕と酸蝕を予防するカリオロジーに基づいた患者教育」医歯薬出版