バイオフィルムは何日でむし歯につながる?歯磨きの重要性を解説!
むし歯の原因のひとつに、バイオフィルム(プラーク、歯垢、細菌の集合体)の成熟があります。では、バイオフィルムはどのくらいの期間でむし歯のリスクを高めるのでしょうか?
🦷 バイオフィルムが成熟するとpHが低下!🦷
食事をすると、口の中に糖分が入ります。すると、バイオフィルム内の細菌が糖を分解し、酸を作り出すことで、口の中のpHが低下します。
💡 研究結果によると…
✔ バイオフィルム成熟1日目 → pH5.5を下回る人もいる(飲食習慣の影響)
✔ バイオフィルム成熟2日目 → ほとんどの人でpHの低下が顕著に
pHが臨界pH(5.5)を下回る時間が長いほど、歯の脱灰が進行し、再石灰化が追いつかなくなります。
🦷 1日1回の歯磨きがむし歯予防のカギ!🦷
バイオフィルムが歯の表面に長時間残ると、細菌が酸を発生し続け、むし歯リスクが高まります。 そのため、最低でも1日1回は、しっかり歯を磨いてバイオフィルムを除去すること が大切です!
✅ 毎日の歯磨きを習慣化 → 特に寝る前の歯磨きが重要!
✅ フッ素入り歯磨き粉を活用 → 再石灰化を促進し、歯を強化!
✅ 間食を控える → 頻繁な飲食はpHの低下を長引かせるため注意!
「少しぐらい歯磨きをサボっても大丈夫…」と思っていると、たった2日でむし歯リスクが急上昇! 毎日の丁寧な歯磨きで、健康な歯を守りましょう😊✨
【参考書籍】
伊藤直人 著「カリエスブック 5ステップで結果が出るう蝕と酸蝕を予防するカリオロジーに基づいた患者教育」医歯薬出版