🦷歯が溶ける原因はひとつじゃない!?🍭🍋
歯が溶ける疾患には、実は2つのタイプがあります👇
🧪1. う蝕(むし歯)
細菌が糖を代謝して酸を作り、その酸で歯が溶けてしまう状態。
👉 原因:糖+細菌の代謝
🍋2. 酸蝕症
細菌ではなく、飲食物に含まれる酸そのものが歯を溶かす状態。
👉 原因:酸そのものの作用
🍹でも実際は…糖と酸がセットでやってくる!
ジュース、スポーツドリンク、フルーツ味のお菓子など…
私たちが日常的に口にするものには、糖と酸が一緒に含まれていることが多いんです😱
その結果、プラークが少なくても、
🦷単純な酸蝕とは異なる、進行の速いう蝕が見られることがあります。
🔍Marshの「生態学的プラーク説」では…
この説では、頻回な糖の摂取によって細菌叢(バイオフィルム)の環境が変化し、酸性環境に強い細菌が優勢になることで、う蝕が進行するとされています。
でも実は…
🍋頻回な酸の摂取も、細菌叢の環境に影響を与えることがわかってきています。
✅まとめ:糖+酸=複合う蝕に注意!
• 🍭糖だけでなく、🍋酸も歯を溶かす原因になる
• 🍹糖と酸が一緒に含まれる飲食物は、複合的なリスクを持つ
• 🧫酸も「う蝕の影響因子」として考えるのがベター
• 🦷プラークが少なくても、進行の速いう蝕が起こることがある
「むし歯=甘いもの+細菌」だけではありません!
酸性の飲食物にも気をつけて、歯を守る習慣を身につけましょう😊🪥
【参考書籍】
伊藤直人 著「カリエスブック 5ステップで結果が出るう蝕と酸蝕を予防するカリオロジーに基づいた患者教育」医歯薬出版