歯磨剤のフッ素濃度は何%を選ぶべき?むし歯予防に最適な濃度とは!
🦷1,000~1,500ppmのフッ化物が基本!🦷
基本的なむし歯予防には、1,000ppm以上のフッ化物配合歯磨剤を選ぶことが推奨されます!
✅フッ化物(フッ素)配合歯磨剤は、歯磨剤を使用しない状態と比べると、むし歯予防効果が大幅に向上。
✅1,500ppmは1,000ppmよりもむし歯予防効果が約9.7%高い。
🦷500ppm未満の歯磨剤に注意!🦷
フッ化物500ppm未満の歯磨剤は、むし歯予防効果においてプラセボとの差が認められていません!そのため、5歳までの子供にも1,000ppmが推奨されます。
✅5歳までの子供にも1,000ppmが推奨
⚠ ただし、誤った使用では「歯のフッ素症」のリスクがあるため、保護者が濃度や使用量を管理することが重要です!
🦷1,500ppm以上の高濃度フッ化物配合歯磨剤🦷
日本では認められていませんが、より高い濃度のフッ化物配合歯磨剤を処方できる国もあり、5,000ppmの歯磨剤が16歳以上のう蝕リスクが高い患者に処方されることもあります。
📌 適用対象:根面う蝕、口腔乾燥症、歯列矯正装置、オーバーデンチャー、虫歯リスクの高い食事、薬物使用など
💡高齢化が進むことで、根面う蝕や口腔乾燥症の増加が予想されるため、世界中で5,000ppmの歯磨剤のニーズは高まりつつあります!
🦷追加のフッ化物ケア(洗口剤・フォーム)🦷
むし歯リスクが高い場合、洗口剤やフォームを併用することで、より予防効果を高めることが可能です。
✅ 洗口可能な年齢別推奨濃度
✔ 4歳以上 → 225ppmのフッ化物洗口
✔ 6歳以上 → 450ppmのフッ化物洗口
✔ 要介護の方 → 900ppmのフッ化物フォーム
💡歯磨剤よりも一度に口に含むフッ化物量が多く、水で口をゆすがないため、口腔内に残るフッ化物が増え、より高い予防効果が期待できます。
🦷まとめ:どのフッ化物濃度を選ぶべき?🦷
✔ 標準的な歯磨剤は1,000~1,500ppmを選ぶのがベスト!
✔ 5歳までの子供には1,000ppmの歯磨剤を推奨!
✔ 追加のフッ化物ケアで、より効果的にむし歯予防!
適切なフッ化物の活用で、健康な歯を守りましょう😊✨
【参考文献】
伊藤直人 著「カリエスブック 5ステップで結果が出るう蝕と酸蝕を予防するカリオロジーに基づいた患者教育」医歯薬出版