1日に何回歯磨きをすればいい?理想のブラッシング回数とは?
「食後は毎回歯を磨くべき?」そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。実は、研究では1日2回と3回のブラッシングで虫歯(う蝕)発生率に大きな違いはない ことが分かっています。
1日2回以上の歯磨きが虫歯予防のカギ!
研究結果によると…
1日1回以上歯磨きをする人 → しない人より虫歯が少ない
1日2回以上磨く人 → 1回以下の人より虫歯が少ない
1日3回磨くことの効果は、2回と大きく変わらない
つまり、1日2回の歯磨きを習慣化することが虫歯予防のポイント! 1日3回磨くことも良いですが、大きな差はないため、朝と夜にしっかり磨くことが大切 です。
「歯磨きしている」と「歯磨きができている」は違う?
歯ブラシがきちんと歯に当たっていないと、何日も磨いていないのと同じ状態 になることも。特に歯の裏側や奥歯は磨き残しが多くなりがちなので、しっかりブラッシングすることが重要 です。
磨き残しをチェック! → 歯垢染め出し液で確認してみよう
正しい磨き方を習得! → 歯科医師や歯科衛生士の指導を受けるのもおすすめです
削らない治療には正しい歯磨きが重要
最近では 「削らない治療」 という考え方も広まっています。そのためには、患者さん自身がどこを磨き残しているのかを知り、正しいケアを続けることが不可欠!
「とりあえず歯を磨いている」ではなく、「しっかり歯を磨けている」状態を目指しましょう! 毎日のブラッシングを習慣化し、健康な歯を守りましょう
【参考書籍】
伊藤直人 著「カリエスブック 5ステップで結果が出るう蝕と酸蝕を予防するカリオロジーに基づいた患者教育」医歯薬出版